Since 1952 Flathority MADE IN JAPAN

BLOG

Flathorityを代表する3つのレザーを比べてみました【プエブロ・オリジナルレザー・シェルコードバン】

 

「1番良い革はどれなの?」

先日、私の友人から聞かれた質問です。私はこの質問に少し困ってしまいました。

良い革ってどんな革を指すのでしょうか?

革にも様々な種類があり、原材料から加工方法まで異なります。例えば、コードバンレザーひとつとっても、Flathorityオリジナルコードバンとホーウィン社製コードバンでは全く異なる表情を楽しむことができるんです!

なので、一概に「価格の高い方が良い革」ともいえず、革は千差万別。安価な素材の方がより好みということは度々あるので、ご自身が最も気に入った素材を選ぶのが一番幸せなんです。

コードバンだけでも様々は表情があります

そこで、本日はFlathorityを代表する3つのレザーを比較していこうと思います。その3つとはイタリア産プエブロレザー・Flathorityオリジナル国産コードバン・アメリカ産シェルコードバンです。

特にご支持いただいている3つのレザーの表情を見比べていくので、一番好きな素材を見つけましょう!

 


3つのレザーをラインナップしているのはペンケースだけ

素材を比べるにあたって、2020年末にリリースしたペンケースをご用意しました。


Land Pencil case (FP-514) ¥12,650(税込)
waterOil Cordovan Pencil case (FM-712) ¥15,950(税込)
Shell Cordovan Pencil case (FS-712) ¥21,450(税込)

 

収納量はペン3~4本程度と少ないながら、ビジネスシーンにもマッチする高級財布かのような佇まいのあるラウンドファスナー型ペンケースです。

ファスナーにはYKKのエクセラを使用し、光沢のある高級仕様に仕上げました。ペンケースが気になる方はステーショナリー一覧をご確認ください。

 

本日比較する3つのレザー全てをラインナップする型はこのペンケースだけなので、見比べるにはピッタリのアイテムですよね。

商品として仕上がった状態でレザーがどのような見栄えになるのかご覧ください。

 


使いはじめの表情

改めて、今回比較するのは以下の3つのレザーです。

上からシェルコードバン・オリジナルコードバン・プエブロ

・イタリア バダラッシカルロ社製プエブロレザー
・国産 宮内産業製Flathorityオリジナルコードバン
・アメリカ ホーウィン社製シェルコードバン

一つずつ寄って見てみましょう。

 

・イタリア バダラッシカルロ社製プエブロレザー

まずはプエブロから。近づいて見てみると、細い線状に無数の傷が見受けられます。

これは、仕上げの加工においてヤスリがけを施したものです。銀面(革の表面)をあえて起毛させることで、和紙のような独特の風合いをもたせています。

プエブロは3つのレザーの中で最も光沢が少なく、カジュアルな雰囲気がありますね。また、イタリア産らしく発色も豊かです。この明るいカラーリングもカジュアル感を強める一員となっています。写真にあるワインカラーはまるで完熟したベリーのよう!

ペンケース自体は端正なデザインとなっているので、全体から醸し出される端正さと革のカジュアルさが非常にマッチしています。

 

和紙のような風合いや牛革がお好きな方にはもってこいな素材ですね。

 

・国産 宮内産業製Flathorityオリジナルコードバン

続いてはFlathorityオリジナルコードバンです。

最初に見て印象的なのは、白い霜のような鈍い光沢ですよね。後述するシェルコードバンと比べるとマットな印象があります。この微光沢さが好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか。

さらによく見てみるとポツポツと点があることがわかります。これがピンホールと呼ばれる馬の毛穴跡です。

革の表面を覆うような加工では見られない、馬に元々ある表情になります。Flathorityオリジナルコードバンは水染めという製法で染め上げているため、動物本来の表情を楽しむことができるのです。

マット調なコードバンから育てていきたい方はオリジナルコードバンをお楽しみください!

 

・アメリカ ホーウィン社製シェルコードバン

最後に紹介するのはシェルコードバンです。

本日紹介するレザーの中では最もツルツルと光沢があります。

角度を変えて撮影すると、エイジング前でも手が反射して見えました!

コードバンの光沢はグレージングと呼ばれる作業から生み出されます。グレージングは革の繊維を擦って寝かせる作業のこと。ホーウィン社はこのグレージングを徹底しているんでしょう。

「革のダイヤモンド」と呼ばれるだけの美しさがありますよね!

また、シェルコードバンも先程と同様にピンホールを確認することができました。シェルコードバンも革の表情を潰さない製法で作られているので、革らしいエイジングをお楽しみいただけます。

 

こうしてコードバンや牛革を見比べてみると、それぞれ全く異なる良さがあると思いませんか?

個人的にはプエブロレザーのザラッと感がたまりません!

 


3種それぞれの個性的なエイジング(経年変化)

使いはじめに見られる特徴はいかがでしたか?

どの革にも個性溢れるものですよね。ここからは3種のレザーがどのようなエイジングをするのか見ていきます!
※エイジングの変化はご使用する環境や保管状況によって異なります。一例としてお楽しみください。

それぞれの革のエイジングについては、個別記事で詳しく紹介しています。より詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
>入社前から使っているプエブロレザーが育ってきました【エイジング紹介】
>【エイジングレポート】オリジナル水染めオイルコードバンを半年間使用した経年変化をご紹介
>シェルコードバン長財布の経年変化(エイジング)レポート【ネイビーカラー編】

 

まずはエイジング番長ことプエブロレザーのご紹介です。

左:半年使用 右:新品

同じレザーとは思えないほどの違いがありますね。起毛していた繊維が摩擦によって寝ていきスムースレザー(銀面を起毛させていない革)のように変化しました。

色もより濃くなって、自分だけの表情になっています。この徐々にオンリーワンになっていく感覚は革の醍醐味の一つですよね。エイジングが好きな私はこの風合い、たまりません!

 

Flathorityオリジナルコードバンのエイジング

左:新品 右:半年使用

オリジナルコードバンのエイジングもこれまた別物に見えますね。

白い霜のようなマット調の風合いから、ギラリと光るワイルドな風合いへ変化しました。

使い始めのふっくら感がなくなり、クタッとしているのもエイジングの楽しさですね。育てがいのあるコードバンという点ではオリジナルコードバンに軍配が上がります。また、明るいお色味をお求めの場合も、ぜひチェックしてみてください。

 

ホーウィン社製シェルコードバンのエイジング

最後はシェルコードバンのエイジングです。

左:1年使用 右:新品

使いはじめも十分光沢のある素材ですが、一年感使用したコードバンは更にギラリと光を反射させていますね!

色も一段と深くなり、黒に近くなってきました。

高密度な繊維の塊であるコードバンは1年間使用しても一切型崩れしていません。

ワイルドなエイジングをお好みの方はシェルコードバンを要チェックです!

 


最後に

本日は「良い革って何?」という疑問を元に3つの革を比較してみました。

良い革の定義は人それぞれ。ご自身にとってのNo.1レザーを見つけたいですね。

これからも色んなレザーを紹介していくので、お気に入りの革を探す一助となれば幸いです。

 

それでは、また!

 


本日、登場したアイテム


Land Pencil case (FP-514) ¥12,650(税込)


waterOil Cordovan Pencil case (FM-712) ¥15,950(税込)


Shell Cordovan Pencil case (FS-712) ¥21,450(税込)

2021.06.18 | 革
上へ戻る
上へ戻る